妊娠検査薬のフライング、最短でいつからできる?
皆さん妊娠検査薬を使う場合、規定の時期に使っていますか?
妊活中の場合は特に、規定の時期より早く妊娠検査薬を試している方も多いのではないでしょうか。
いわゆる「フライング検査」ですね。
私自身、妊活が長くなるにつれ妊娠検査薬でのフライングが日課となっていました。
まだ陽性反応が出るはずもない高温期6日目(生理予定日約9日前)から試していたこともありました。
妊娠検査薬を無駄に消費しないためにも、最短でいつからフライングができるのか知っておきましょう。
最短で生理予定日6日前から反応する!
受精卵の着床が完了すると、尿の中にhCGホルモンが分泌されます。
妊娠検査薬は、このhCGホルモンと呼ばれる物質に反応して判定します。
hCGホルモンが分泌され始めるのは、排卵日から数えると、おおよそ9〜13日後ということになります。
(※受精〜着床までにかかる期間は、個人差があります。)
生理予定日で言うと、約6日前ですね。
つまり、妊娠検査薬で薄っすらでも陽性反応を確認でき始めるのは、生理予定日6日前、ということです。
(高温期で言うと9日目〜)
ただし、着床が完了するまでに要する時間はその人によって異なりますし、妊娠検査薬のhCGホルモン検出感度によっても結果が変わるでしょう。
早い時期に陰性であっても、陽性に変わる可能性は充分にありますので、必ずメーカー規定の検査時期に再検査するようにしてください。
なお、最短の生理予定日6日前〜の検査には、「早期妊娠検査薬」がおススメ。
特にアメリカ製の早期妊娠検査薬は性能、コスパ共に優れていますので、最短でのフライング検査には最適です。
種類 |
hCGホルモン検出感度 |
規定の 検査時期 |
フライングで 陽性反応が 出始める時期 ※ |
---|---|---|---|
一般的な妊娠検査薬 | 50mIU/ml以上 | 生理予定日1週間後〜 | 生理予定日3日前頃〜 |
早期妊娠検査薬 | 25mIU/ml以上 |
生理予定日当日 または |
生理予定日6日前頃〜 |
※「フライングで陽性反応が出始める時期」は、あくまで陽性反応が出る可能性があるということです。フライング検査で陰性が出ても、必ず妊娠検査薬各社の規定の検査時期に再検査してください。
フライング検査をする前に!リスクも知っておこう
早い時期にフライング検査をして飲酒や喫煙などを回避できるというメリットもありますが、「化学流産」を知るというリスクがあることも知っておくべきです。
化学流産とは、妊娠超初期に起こる流産のことで、着床が完了したものの継続せずに流れてしまうことです。
通常一般的な妊娠検査薬を規定の時期(生理予定日1週間後〜)に使った場合には、化学流産に気付くことはありません。
それは、化学流産が生理予定日1週間後より前に起きるものだからです。
例えば、最短のフライング検査を生理予定日6日前に行い、薄い陽性反応を確認したとして、その後陰性に変わったなどの場合に、化学流産の可能性があると言えます。
赤ちゃんを待ち望む方にとって、陽性反応を確認した数日後化学流産によって陰性に変わった検査薬を見た時のショックはとても辛いもの。
最短でのフライング検査を行う際には、そのリスクも知った上で判断すると良いですね。